PENTAX K-S1 撮影した結果が暗くなる
私の使用機種はK-S1ですが、K-50/30/S2などでも同様の症例があるようです。
ちなみにうちで症状が出始めたのは、購入後3年ほど経った頃から。
K100D/200Dも所持していますが、こちらは同様の症状は出ていません。
・症状の内容
設定したF値に関わらず、レリーズ時には完全に絞った状態で撮影されてしまう。
レンズを交換しても症状は出る。また、他のボディーでは症状は出ないのでレンズ側が原因ではない。
接点をクリーニングしても変わらない。
・ファインダー撮影時
何が写ってるか分からないほど暗い。
レタッチで明度を上げると、暗いなりに何か写っているのは確認できる。
・ライブビュー撮影時
写ることは写るが、やたらレリーズ時間が長かったりする。
モニター画面上のプレビュー表示は暗い状態から増感されているためノイズが多く、周囲の明るさによっては増感しきれず暗い場合もある。
・動画撮影時
設定したF値に関わらず実際の絞り羽根は絞り切られているため増感されてノイズが多く、周囲の明るさによっては増感しきれず暗い場合もある。
写真撮影時にライブビューモードにすると、絞り(設定上のF値ではなく実際の絞り羽根の状態)は開放からちょっと絞られているくらいが正常(写真1)なのに対し、この症状が出ている時は完全に絞られた状態(写真2)になっている。
写真1 写真2
この状態の時、ライブビューモードのON/OFFを何度か繰り返していると正常な開き具合に戻ってくる。(動画参照)
正常な開き具合になったら、ファインダー撮影でもしばらく正常に撮影できる。
普通に何度か撮影しているうちに回復してくることもありますが、上記の方法なら絞り羽根の状態を見ながら回復するまで繰り返せますし、余分なファイルを削除する手間も無いのでいくらか楽でしょう。
とりあえず今のところはこれで回復できていますが、症状がさらに進行したらこの方法でも回復不能になるかもしれません。